戦争と中国支援
私は昨年から、「戦争のことを引き継ぐ会」という会を、友人とつくり、戦争体験者の話や戦争に関する詩や物語を朗読する会を開いている。聞きに来てくださる方から、「本で読むより実際の話の方が迫力がある」「大泣きでした」「これまで話せなかったことを聞いてもらえてよかった」という感想をいただいている。
私は、この会が自分の心の中で、私がやっているアジアへの支援とは別ものという思いを持っていた。が、今回満洲からの引揚者の吉田さんの、話を伺っているうちに、自分のやっていることの根っこは同じだと気付いた。
昨年、植林ボランティアの帰りに飛行機で「抗日」ということの書いてある記事を目にした。
「中国の人がサッカーの試合で日本にブーイング・・・・」日本人ならスポーツだものフェアーにやろうよと思ったかもしれない。しかし、中国の人は違った。これは、いじめをやった人は罪の意識は薄いが、された方は決して忘れられないということと同じではないか・・・・と。
日本人として、できることをアジアでやっていきたい・・・・根幹はそこだった。ようやく自分の思考回路がはっきりしたように思う。まだまだ、始めたばかりだけれど、2つの歯車をうまくからませて行動していきたいと切に思う。