沙漠に飲み込まれる村
3年間続けて同じ村を訪れると、緑が少なくなり、あたりが茶色に代わっているのがわかる。それでも、中国の人たちは、「仕方がない」といってあきらめている。黄河の近くのバインムーレン村も同じである。
しかし、オイスカが大阪トヨタの支援を受けて植林している場所は緑である。
3年前草方格といって砂丘に1メートル四方の線の上に麦藁を埋め、砂を動かないようにした。
2年目は、その中にそうそうを植えた。ソウソウの木が根付いているのを見て感動した。
今年は、1年目に植えたスナナツメの木を剪定した。
手を入れれば、1割くらいだけれども木が育っている。これをあきらめず10年続けたら、地下水があるのだからきっと森ができると思うが、なかなか村の人は動かない。
村の人があきらめても、私たちはあきらめない!自然の可能性を信じて続けていこうと思った。