2009年08月29日

中国の貧困村

中国植林ツアーもいろいろなハプニングがあったが、終了した。今日から、少しずつ心に残ったことを報告していこうと思う。
私流で、心に強く響いたことから始めていこうと思う。
今回、世の中には、こんな人々がいるということがわかって、いっそう有意義な旅であった。
青海省、西寧市からバスで3時間くらい高原を走ると、サージューユ村というところに着いた。この村は、1930年代から砂漠化防止の植林活動を行ってきたところだという。
高地で、冬は寒く長いところだ。春夏秋に働き、冬は冬眠生活をする所である。この村は1331名で、村の中心部から1時間くらい徒歩で行ったところまで迫っている砂漠を守っている。
生活は、羊を飼うこと、農作物を作ることで食物は自給自足ができるようだ、しかし、年収がわずか500元(日本円7500円)だという。
年間、7500円で、子供の学費、衣服等生活にかかわるものをまかなっている。一番困っているのは、子供に高等教育を受けさせることができないことだという。
しかし、この村も、地下水がどんどん下がり、5年前には5メートル掘れば出た水が、今では、30メートル掘らなければならないそうだ。地上が渇けば、砂漠化は進む。大変なことだと感じた。
貧しくとも自分の村を守りたいという気持ちが伝わってきた。
村の有力者のお宅で、手作りの夕食をごちそうになった、年に1回の大ご馳走の羊の肉をふるまっていただいた。暖かい羊の肉は、おいしかった。謝謝

  


Posted by グリーングラスロッツ 酒向  at 21:06Comments(0)